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『ジョンウィック:パラベラム』感想

『ジョンウィック:パラベラム』感想。前作ラスト直後から始まるので、いきなり窮地。タイムリミットは来ていないものの、通行人の中の殺し屋が目でジョンを追ってるのが怖い。殺し屋って世の中にいっぱいいるんだね、としみじみ思う。もちろんジョン目当てで集結してるというのもあるけど。

相変わらず独特で面白い殺し屋の世界。アカウント部のアナログでレトロな雰囲気が好き。タイプライター、認証スタンプ、手書きの黒板、放送によるカウントダウン。なぜかデジタルよりも緊張感が増す。「誓印」「聖域指定」など一般にはない単語も魅力的。

コンチネンタルホテルが好きなので、今回も出てきて嬉しい。1からお馴染みのコンシェルジュ、いつか絶対ガンアクションしてくれると思ってたけど、そのいつかがやってきたよ!かっこいいー!フロントの丁寧な対応も好きだけど、アクションもいい!背が高くて喋り方や佇まいが上品で最高。

新キャラの裁定人、背筋伸びてて表情一つ変えないところがクール。髪もベリーショートで冷徹さが際立つ。ハル・ベリー演じるソフィアもかっこいい上にジョンと同じく愛犬家だった。マフィアはそろそろ「人の犬に手を出さないほうがいい」と学ぶべき。たいてい壊滅の道しかない。

ジョンのガンアクションがすごいのは当たり前として、この映画の見所は銃以外のものを使った他にはないアクション。前回はウワサの鉛筆が出てきたけど、今回もその辺にあるもの何でも使う!あとは「馬、強い…」「犬、強い…」と呆然とすること間違いなし。

ニューヨーク以外の異国情緒が味わえるのも楽しい。ロシア系の劇場、モロッコのホテル、砂漠、日本のヘンテコ寿司屋…これはちょっと物申したい(笑)。あと組織側のメインの殺し屋、実は真田広之にオファーが来てたけど、都合が合わなかったと聞いて私は大いに駄々をこねた。見たかった!

音響のいい映画館で観たせいか、銃声もいろんな方向から聞こえて臨場感あったなあ。ゴツい銃は銃声も腹に響く。敵の防弾技術も日々進化してるとのことで、当たった時ガチッて音がして、確かにあまり効いてなさそうというのがよくわかる。そんな中でのジョンの対応も見応えがあった。

たまに共闘できる相手はいるものの、やっぱりジョンはどこまでも孤独だった。世界中を敵にまわしてまでジョンが戦うのは、生きたいからではなく妻との思い出を守りたいから。それだけなのになあ。ジョンに安寧は訪れるのか。とにかく最後まで犬と一緒にいてほしい。

ここからジョン・ウィック:パラベラム、ちょっとネタバレ感想。

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2019-12-19 : 映画 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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『イットThe end』感想

『イットThe end』感想。前作では子供たちの瑞々しい演技が高評価だったけど、今作も回想シーンがふんだんにあるので、またあの子達に会える!そして大人のキャスティングは見事だった。赤の他人のはずなのに、絶妙に面影がある!大人側が前作の子供達の演技に寄せてるのがまた嬉しい。

個人的にジェシカ・チャスティンは元々知的な顔の女優で好きだったので、今回の出演はもうガッツポーズです。ちゃんとベバリーだよ!ベンは体格を大幅に変えたのに、笑った顔がちゃんと子供の時みたいに目が細くなって、うわ上手いなあと思った。演技もキャスティングも。エディの早口、そのまんまだ…。懐かしい。

今回もペニーワイズは大忙し。子供時代の回想と大人達の現在の両方に出演しなければならない。けど大人の方は他の怪異がちょこっと手伝ってくれたりする。これが意表を突かれたというか…怖かったよ…(泣)。なんか一つ異様なのがあってね…。別のホラー映画の主役張れるそうなほど不気味だった。

大人になった今も、一人ではペニーワイズに敵わない。他の仲間が駆けつけて手を貸してくれて、やっと立ち向かうことができる。仲間同士で助け合うのは子供も大人も変わらなかった。ホラー映画だけど、懐かしさと仲間がいる安心感が味わえる青春映画でもある。

それぞれが過去のトラウマや、解決していなかった問題に向き合うシーン。ビルのエピソードは切なかった。27年も経たなければ自分を許せなかったんだな…。ベバリーは、ただ単に憎めたらどんなに楽だっただろう。スタンの演説が一番感動した。この映画の核は「負け犬達の勇気」だった。

ここから#イットTheEND のネタバレ。叫びたいことがあるので。やや長文。


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『クリミナルマインド9』感想

『クリミナルマインド シーズン9』感想。ネタバレなのでご注意ください。

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2019-10-12 : ドラマ : コメント : 0 : トラックバック : 0
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『グレイテストショーマン』感想

『グレイテストショーマン』感想。『ラ・ラ・ランド』と同じ音楽制作の人と聞いていて興味を持ち、、観てみたらもちろん想像以上に音楽が良かった上にヒュー・ジャックマン最高な映画でした。何がって歌唱力とスタイルがいい!「手足長い…顔小さい…」と度々うっとり見てしまう。

もちろん他のキャストも良いよ!ザック・エフロン(若い演出家)やゼンデイヤ(空中ブランコ乗り)も若々しさに溢れて素晴らしかったし、異形の人々のパワフルさもこの映画のメインと言える。けど気付けばヒュー・ジャックマンに目が釘付けなんだよ~。かっこいい…歌上手い…。

アカデミー賞にノミネートされた「THIS IS ME」もいいんだけど、、やっぱり一番好きなのは最初の曲。あれでガッと心を掴まれる。最初マイナー(短調)で始まるんだけど、サビでバッとメジャー(長調)に変わって一気に華やかになるのが最高!

話の展開はわりと定番。歌にのってスルスル進んでいくから観ていて気持ちがいい。そして見せ場がショー仕立てだから華やか。フィリップとアンのデュエットはディズニー映画のようにロマンチックで素敵だった。バーのシーンはかっこよすぎ!役名のないバーテンダーに目がいってしまうw

ただ華やかなだけではない、異形の人達を使った異様なパワーのあるショーは、本当に心を揺さぶられる。異質を見世物にしてお金を取っていると言えるのに、フリークス達の人に見られ注目される喜びの爆発は、なんて言ったらいいんだろう。

バーナムがあくまでもショーマンなのがいい。街の人から疎まれるフリークス達を、仲間と思っているけど同情しているわけではない。むしろ道徳心それほどないよねこの人。でもこの映画はショーと仲間と家族の話。そこが最後までぶれなかった。

ジェニー・リンドのソロは、楽曲としてはすごく壮大な演奏なのに、歌詞がすごく後ろ向きでかえって面白い。「ラ・ラ・ランド」でもあった。こういう「普通にいい曲なのに、映画のテーマ性を考えるとこれじゃない感がすごい」曲。

でも実際歌唱を聴くと、オーケストラの盛り上がりとの相乗効果で、目が離せないくらい惹きつけられる。歌は吹き替えらしいけど、レベッカ・ファーガソンの演技がすごい。一人でサーカスに負けない存在感だった。

「GREATEST SHOW」以外ではどの曲がいいって聞かれると非常に困る。けど「REWRITE THE STARS」かな。あーでも「A MILLION DREAMS」も好き。
ロングランも納得の、映画全体がショーのような華やかな映画でした。もし再上映してたら映画館で観るのがお薦めです。

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2019-10-10 : 映画 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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『バーフバリ 王の凱旋』感想

『バーフバリ 王の凱旋』感想。噂で聞いていたけど、想像以上にすごかった。架空の王国を舞台としたスケールの大きさ、主人公のかっこよさと筋肉と怪力、女性の力強さ(弓すごい強い)と可憐さ、サブキャラにもある深いドラマ、コーラスの壮大さ。今のインド映画に圧倒された。

今の、と言う理由は、私には90年代に流行ったインド映画のイメージが残っているから。当時のインドの流行は「小太りのおじさんがお腹プルプル震わせながら軽快に踊るミュージカル」。とりあえずそのイメージは捨てなければ。バーフバリは歴史大河!グラディエイターとか、ベンハー想像してください。

まず主人公のバーフバリがもう…これがインド人のイケメンなのかと思い知った。初めて見た。筋肉すごいマッチョなんだけど、顔もそりゃもう濃いんだけど、王族らしい気高さがある。民もひれ伏すし象が膝を折るのも納得できる。でも愛嬌のある表情もするんだよね。

兄のバラーラデーヴァもまたバーフバリとは違うタイプの美形。兄の方が顔の輪郭がシュッとしてる。序盤はセリフが少なくて知的な感じだなと思ったんですよ。そう、私は2から見たので1は未視聴。知らなかったんですよ…。終盤でバーフバリに負けない怪力と筋肉を見せてくれます。

国母シヴァガミ様の目をクワッと見開いた画像は以前からTLに流れてきていたので、期待して観てたら予想以上にこのシーンが多かった。つい見入ってしまうよ、この目力。声も力強くて苛烈でかっこいい。聞き入ってしまう。この目と声に逆らえる人はいないんじゃないか。

と、思うんだけどね。恐れもせずに毅然と逆らうデーヴァセーナ超かっこいい!強い!美しいし歌はかわいいし弓も剣も強いんだけど、一番の魅力は何者にも屈しない毅然とした態度。バーフバリに連れられて謁見した時は心配だったんだけど、シヴァガミの怒りを物ともしない人だった。

この映画の良さは、バーフバリだけでなくサブキャラの魅力にもある。クマラ良かったよー!小心者だけど勇気ある人だよ!序盤のコミカル要素担当だけど、観る人はみんなクマラを応援したくなるんじゃないだろうか。バーフバリのように超人じゃなくても、王族の誇りを持って頑張った人だった。

カッタッパは序盤の身分を隠してるところ、絶対楽しんでるよね。ノリノリで演技してるよね。このあたりのシーン楽しかったな。
この人は1にも出ているそうなので、観る順番が違うと色々感想も違うのかもしれない。

そういえば、インドは椅子じゃなくて敷物とかクッションみたいに座るタイプが多くて、座るとき片膝を立てるのがものすごく偉そうでかっこいい。位の高さを感じる。

インドの音楽、というかバーフバリの音楽は、歴史ものだけあってコーラスが重厚。一昔前のイメージだと高い声で楽しく踊るのを想像するけど、結構男性の低音使ってた。ディズニーの「プリンスオブエジプト」のイメージが近いかな。

しかし女性(ヒロイン)のボーカル曲は昔から変わってないな!高い音域でかわいらしく飛び跳ねるようなメロディライン。他の歌にはないダンスが入る。しかも急にイメージ映像っぽく幻想的に。というか予想外だよ。飛んだよ!?これはほんとインド特有だよねー。

戦闘シーンは豪快で、すべてが破格。剣の一振りで兵士が数人飛んでいく三国無双みたいな感じ。バーフバリもバラーラデーヴァも怪力で、重いものを投げては石造りの建物がガンガン壊れていく。けど二人の筋肉を見れば納得がいきます。おかしいことはないよ。

もし同じことをハリウッド映画でやったら荒唐無稽に見えるけど、この映画ではそうは見えない。お金つぎ込んだ豪奢な美術が、壮大な舞台背景が、俳優たちの演技が、重厚なストーリーが、ものすごい説得力を持ってこっちの脳を殴ってくる。これがバーフバリか…。

Twitterで映画好きな方が軒並みマヒシュマティ国民となり、王を称えるツイが延々流れてきたのでこの映画を知ることができました。何もなければインド映画を観ようとはまず思いつかなかったでしょう。国民の皆さんに感謝。

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2019-10-10 : 映画 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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『バーフバリ 伝説誕生』感想

『バーフバリ 王の凱旋』(2作目)を観てから『バーフバリ 伝説誕生』(1作目)を観ました。Twitterの情報に影響された順番です(´-`*)でもこの順番もなかなかいいところがあるんですよ!2の最後を観てから1の冒頭を観ると、ものすごく…感慨深い。感慨深さが半端じゃないんです!

もちろん監督は1→2と観てほしいに決まってるだろうし、話の内容も2作目の過去編→現在編が1を知らないと繋がらないから、順番としては間違ってるんだけど、それでも!2→1の順番もそれはそれで良さがあるので、この順番もオススメ。その場合2→1→2と観るべき。

『バーフバリ 伝説誕生』感想。何も知らないで観るとディズニーの『プリンスオブエジプト』を思わせるおとぎ話の始まり風なんだけど、2を観た人にとっては、主人公が青年に成長するだけで「ウッ…大きくなって…」と感涙する。そんな序盤です。「俳優さんが若い」という感慨もある。

1から2の撮影まで5年ブランクがあるそうだけど、ちょうど良かったのでは。1の青年がすごく若々しく純粋なのが良い。何も知らないけど自分に流れる血を抑えきれずに突き進む。だから!ほんと2の後の1は感慨深いんだってー!(2度目)

2のパワフルさの洗礼を浴びた後で1を観るのはどうなのだろうと心配だったけど、要らぬ心配でした。1から思いっきりやってくれるよ!クリフハンガー楽しかった。よく海外ドラマシリーズでの比喩表現で使ってるクリフハンガーではなく、ほんとの物理的クリフハンガー。

ヒロインのアバンティカがまたデーヴァセーナとは違うタイプの美人で見惚れてしまう。こっちのほうがちょっとハリウッド風というか。スタイルがめちゃくちゃいい。そしてあの必ずあるミュージックビデオ風デュエットの演出。うん、1も甘々だ。2のようなスケールではないんだけどw

カッタッパ出てきたー。ちょっと物憂げで真面目そうな感じで。髭が全部黒い。お前が意外とおちゃめだということを2を観て知っているからな。
逆にバラーラデーヴァは2→1の順に観て良かったかも。1はあまりにも典型的。

シヴァガミ様はただの後見と思えないほどかっこいい!もうあなたが王でいいのでは!?もちろんアマレンドラも成長前から賢帝の素養があるんだけど、シヴァガミ様もすごいって。私は最初国母の立ち位置がわかっていなくて、師匠に説明してもらってやっと理解した。王家の血筋じゃないのに、その貫禄!?

過去編の団体の戦闘シーンは2とは違った面白さがあった。無双シーンばかりではなく、知恵を絞った戦略それが当たった時の爽快感。
そして現在編のラスト。あーーー!この引きは絶対2観たくなるよね。監督上手い。2のヒットは1あってこそというのがよくわかった。

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2019-10-09 : 映画 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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『クリミナルマインド8』感想

『クリミナルマインド シーズン8』感想。各エピソードごとに感想書いていきます。
わりとネタバレなので、未視聴の方はご注意ください。





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2018-11-25 : ドラマ : コメント : 0 : トラックバック : 0
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『特捜部Q Pからのメッセージ』

『特捜部Q Pからのメッセージ』感想。カールとアサドのコンビも3作目。いつもの事件解決のために突っ走るカールと、一生懸命併走してくれるアサドが見られる!と思ったら冒頭のカールは絶賛故障中。どうした!?つらい事件が多いから疲れちゃったか?

特捜部の事件は解決しても何だかやりきれないことが多いからね。引きこもりカールをお散歩に連れて行ってあげるアサドが甲斐甲斐しい。ローセが特捜部の留守番してくれるから良かった。アサド一人じゃ無理だよ。ゲストの女性もいい人。

推理ものシリーズだけど、異なる宗教や『信仰心』をテーマにしたのが、他の映画にはない特色がでて良かったんじゃないかと思う。今までカールをどこまでもフォローしてきたアサドが、信仰についてはカールに認めてほしがっている。それがすごく意外だった。

尽くす一方ではなくて、自分を少しは理解してほしいという欲が、アサドにもあるんだな…。今までカールに何か求めるということはなかった気がする。でもカールはつらく報われなかった経験が多すぎて、神様や奇跡とは相性が最悪。

事件の発端は助けを求めるボトルメッセージという曖昧なもの。それがあれこれ繋がって結構な規模の事件に。過去と現在が繋がったのは先にカール達が古びた手紙から場所を推測してあらかじめ聞き込みをしていたおかげ。細い糸ながらどんどん繋がっていくさまにドキドキした。

犯人役の人、普通にかっこいいのに何でだか気持ち悪い(酷)。声の出し方?話す時の間の取り方?口角の上げ方かな。とにかく何かおかしいって感じさせる。演技力だよね~。
こんなに異常なのに、人付き合いが上手いし社会的に上手くいくのはサイコパスの特徴そのまま。


頑固親父な役の人も、見るからに頑なな表情で、絶対誰の言うことも聞き入れないオーラを感じる。この演技もすごいなあと思ったよ。奥さんの儚げで従順な雰囲気も良く出ている。
あとイケメンな刑事さんいたよね?あの人名前ないの?なんで!!

そういえば上司、最近はカールの意見をちゃんと聞いてくれるので有り難いなあ。名前はあったと思うんだけど覚えられない…。特捜部の事件は一見「取るに足らない」んだけど、それを実際の捜査に結びつけるには上司の力が必要。今回の捜査の規模は結構ドキドキした。

事件の状況は切迫してるのに、たまに夢のような美しい風景が出てきて、そのギャップにくらくらする。やっぱり北欧は風景が良い…。私がいいなあと思った風景は4カ所ある。

ボトルメッセージが人に拾われた。ただそれだけから発展した今回の事件。もしこの世に神も奇跡も何もないなら、今回のことはどう捉えればいいのか。結局カールもアサドも言葉で表現することはできないけど、映画を観終わると何か感じる気がする。

奇跡は何も起きない。でもまったく何も起きないわけではない。その何かの存在を、アサドは信じているし、カールは否定しているけど、信仰心があってもなくても、そんなものに関係なく何かはふっと訪れて消えていくんだろうなあ。こういうのを描く映画はほんとに珍しいと思った。

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2018-10-24 : 映画 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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『特捜部Q キジ殺し』感想

『特捜部Q キジ殺し』感想。序盤、カールが相変わらずで微笑ましい。新しい秘書のローセに挨拶したきり、他に何て言ったらいいかわからずアサドに目で訴えるカール。聞き込みや取り調べはガンガンできるのに、普通の会話ができない!あの事件のせいではなく、元からこうなんだな。

カールが一人で捜査に突っ走っていた前作とは違い、今回は本当にアサドを信頼しているのがよくわかる。他の事件山積みなのに20年前の事件を追う時に「いいだろ?」と聞いたり、「君が疑問を持たなければこの件は終わりだ」と判断を丸投げする。自分と同じ判断であることを疑いもしてない!

事件解決のためにひたすら突っ走る暴走特急カールの後を、アサドは一生懸命走って追っかけるし、カールはそれをわかってるからこそ暴走する。前作では「もっとお礼言え!」と思ったけど、なんかもう…許す(笑)。これだけの信頼をまるごと渡されるから、アサドも許してるんだろうな。

ローセも有能だし、特捜部を気に入ってるけど、カールの暴走特急についていくのは大変そう。頼むから辞めないであげて。アサド一人じゃカールのフォロー大変すぎる。でもこの人もきっとカールと同様の『頑固な正義感』を持っていると思う。

回想シーンに出てくる女子学生の容姿がすごく印象的。派手な美人じゃないけど、顔がきつく整ってて、髪はきちっと結んでるのに真っ赤なルージュ。彼女自身にあまり共感も同情もできないけど、彼女の不思議な魅力がこの映画の根底にある。

映像だとおそらく小説よりは心理描写が言葉にされないだろうけど、彼女の表情がそれを補って有り余る。特別な存在から特別な扱いを受ける誇らしさで胸が一杯になる。優越感が孤独を埋めてくれる。愚かだけど輝いてる青春時代が画面から伝わってくる。

前作では上司がもうわからずやでストレスたまったけど、今回はグッジョブだったよ!やればできるじゃない!特捜部が突っ走れば事件は解決するって信じてください。次回もよろしく!
アサドはカールと違って丁寧に人とコミュニケーションを取るから、味方が増える。今回もそれに助けられたなあ。

前作は途中まで犯人も動機も明かされなかったから、得体の知れなさが半端なかったけど、今回は割と同時進行で犯人の行動が分かったから、そういう雰囲気はなかったかな。スリルは十分あったけど。暴走特急カールのおかげで。無茶ばっかり!(笑)。次回作も楽しみです。

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2018-10-23 : 映画 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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『コードネームU.N.C.L.E.』感想

『コードネームU.N.C.L.E.』敵同士が組むバディものなんだけど、掛け合いがしゃれてて面白い。60年代の音楽やファッションが楽しめる。冷戦中の米ソ関係説明しながら妙にレトロな曲が流れる。敵からボートで必死に逃げ回ってるBGMがやけにムーディ。映像とBGMのギャップがいい。

ソロ役の人が肩幅と胸筋分厚くてすごい。さすがスーパーマン。顔が濃くて色男の記号みたい。そしてそれより大きい体格のイリヤ。ロシア人代表みたいな外見。でもハンチングとジャケットがかわいい。祖国由来の仲の悪さだけど、別に相手の中身を嫌ってるわけではなく徐々に仲間意識芽生えるのがいい。

そしてヒロインのギャビーが最高にかわいい!!小柄でちょっと語尾が掠れるハスキーボイス。顎がキュッとしてて、あまり笑わない。イリヤと並ぶと、顔も体も手も小さくてもうそこがたまらない。ギャビー見てるだけでうっかり満足しそう。明るい色で布地少ないイタリアファッション似合う。

でも悪女のヴィクトリアもポスターのモデルみたいに明らかな美人でこっちも眼福。そう、コードネームU.N.C.L.E.ってなんかもう眼福なのだ。話も面白いんだけど、見てて満足する。敵の陰謀とは裏腹に風光明媚なイタリアの背景もいい。続編作っていいのよ。イスタンブール行こう。

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2018-01-21 : 映画 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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プロフィール

まみや海峡

Author:まみや海峡
基本マイナー好きです。

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