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『純と愛』感想その2

 『純と愛』感想その2ですが、自分でも何書いたらいいのか分からないくらい色々なものが沸いてくるので、途方にくれています。何をどう書けばいいのかよくわからん。

 えーーーと、とりあえず私が「すごいな!」と思ったのは脚本です。書いたのはあの有名すぎるドラマ『家政婦のミタ』の脚本家ですが、私はもちろん未視聴ですよ。だってメジャーだもの(笑)。
 『純と愛』の序盤は、ドタバタしてたり純と愛(いとし)がくっつくまでを描いたりしているけど、そこから先の展開を見て「おおっ」と思った。このドラマは「物事が上手くいかなかった後どうするか」を描く話だったのだ。

 純が奮闘しても大抵は報われない。上手くいかない。ドラマというフィクションなら、いくらでも「がんばったから上手くいった」と描けるのに、視聴者もそういうのを見れば満足するはずなのに、この脚本家は安易にそれをしない。その抑制がホントにすごいと思った。
 じゃあ何をドラマで描くかというと、「上手くいかなくても何でも人は前へ進まなければいけない」。それを純にさせているのではないか。ドラマなのに、「ドラマのようには上手くいかない」話を徹底して書いている。

 もちろんたまには上手くいくこともある。オオサキでのロビーウェディング成功はすごくスッキリした。あれはホント珍しいパターン(笑)。桐野さんを味方につけられたのが大きかったな。諦めない粘り強さと、正攻法できちんと企画書を作ったのが良かったんだろう。
 上手くいくのは滅多にないんで、スッキリ感がハンパないわ~。

 たとえ上手くいかなくてもどんより暗くならないのは、純を支え続ける愛の存在だろう。愛とくっつくのも紆余曲折あったけど、宮古の浜辺で抱き合ってぐるぐる回る二人は微笑ましさ爆発だったなあ。ちっとも色っぽくならない二人が好きだよ。

 あとヒロインの相手役が働かずに主夫をやるというのは、すんごい画期的!と思ったんだけど、どうだろう。今までの朝ドラでは無いんじゃないか、これは。
 純も、元来女らしくないのが幸いしているのか、自分が働くのにまったく疑問も不満も持たず、しかも家事に専念する愛に「いつもありがとう!感謝してもしきれないよ!」と幸せいっぱいの笑顔を見せる。これってすごいなあ。なんかとっても現代的。

 二人の結婚式が面白かった…。挙げる予定はなかったけど、大先社長の計らいで、両家の家族が顔合わせ。公式HPのあらすじで、結婚式と同じ一文に「阿鼻叫喚」とか「狂乱の宴」なんて単語が入っているのは『純と愛』だけだよ…。まあ主に若村麻由美と武田鉄矢のバトルであった。ド迫力。

 前半が終わりに近づくにつれ、純の父親の善行がまあむかつき度マックスになっていって、キーッて感じだった。純の母親、晴海の懇願も聞き入れず、自分の経営の失敗も認めず、純から非難されるとその倍くらいひどい言葉を突き返す。でも時折淋しそうな描写が入るんだよなあ。晴海も純たち兄弟も持っていない、宮古島での疎外感を、善行はずっと持っていた。ただ単に身勝手とも言えない複雑さがあった。ここらへんも脚本上手いなあ。


 ここからはかなりネタバレになるので、OKな方は続きからどうぞ。

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テーマ : ドラマ感想
ジャンル : テレビ・ラジオ

2013-03-30 : ドラマ : コメント : 0 : トラックバック : 0
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まみや海峡

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