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『高慢と偏見とゾンビ』感想

『高慢と偏見とゾンビ』感想。これを観るためにあらかじめ原作映画『プライドと偏見』を観て予習をしておいたんですよ。色々違いが面白かったので予習しといてよかった。ヒロインのエリザベスが美しく賢く気高いのは同じ。しかしそこに「武闘派」が加わるのだ!もう心が戦士!

18世紀のイギリスの緑豊かな田舎の風景…に自然と溶け込むゾンビたち。なんか…現代者より時代物のほうが確かにゾンビの馴染みがいいな…。しかし屋外だけが危険というわけではない。人間の中にゾンビが紛れている可能性があり、もしかしたら主要キャストの誰かが…と思うとドキドキが止まらない(笑)。

ゾンビ対策として中国や日本で武術を習うのが中流以上のたしなみ、という設定が面白い。ベネット家の姉妹たちが、お金持ちと結婚したいわ~とキャッキャしながら銃の手入れをし、舞踏会のドレスの下にナイフを仕込む。そういうところに厨二心をたまらなく刺激される!

ゾンビ襲撃に立ち向かう時の、エリザベスを中心に姉妹たちが並んでややスローに進むところとかもう、これがやりたかったんでしょ監督!わかるよ!と思いながら見ていた。エリザベスがキリッとしててかっこいい。戦うお嬢さん達が最高。
姉妹たちが早く結婚することばかり考えているのは原作と同じなんだけど、楽しく話している最中にゾンビを目にした途端、目つき鋭くナイフや銃を抜くのがたまらない。淑女と戦士は両立する。

古典の名作を何故ゾンビ化した…と誰もが思うだろう。私も思った。でも観るとなんとなくその理由がわかる。たぶん…スリルが欲しかったんだろうな。エリザベスとダーシーのもだもだする恋愛に、ゾンビぶち込んでスリルと命の危険を加えて更に燃え上がらせたかったんだろうな、きっと。

実際エリザベスは原作の時から毅然としていてかっこいいんだよね。剣持たせて戦わせたくなるのもわかる(笑)。ドレスの裾を翻してゾンビを斬り捨てるのがいい…。ダーシーが「あの腕の筋肉が女らしくていい」という言葉にビングリーが「(え…そこ?)」って顔してたよ。

コリンズ牧師が、原作の倍くらいおかしな人になってた(笑)。髪がくるんってなってるのがもう…。生真面目で、体面を保つためだけの結婚をするんだけど、なんだか憎めない。悪い人じゃないんだけどね…という注釈がつく人。

予想外だったのがレディ・キャサリン。なんだあの眼帯。反則的なかっこよさ。最初はエリザベスを階級の差から侮辱するんだけど、彼女も戦士だった。まさかこんな、拳で語り合う的な解決ができるとは。原作とだいぶ違う…というかそもそも原作では戦士じゃないからね。

こうして原作のテイストを大事にしつつ、でもゾンビによる危機は容赦なく、そして最後は…(笑)。うん、やっぱりこれ、という終わり方だった。
戦う女子を堪能し、思い切りツッコミ入れられる映画です。
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2017-07-12 : 映画 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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