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『オデッセイ』感想

『オデッセイ』感想。私はこういう空気がなくて窒息の危険ありとか、閉鎖空間とか、漂流して一人とか、そういう状況の映画は怖くてつらくて観れないんです。ホラー映画ガンガン観といて何言ってるんだという話ですが、ほんと苦手。だけど『オデッセイ』は大丈夫でした!

だから『ゼロ・グラビティ』なんて予告だけでもう絶対観ないと誓った。食わず嫌いはよくないんだろうけど、無理…。

火星に独りぼっちなんてもう精神おかしくなるんじゃないか…と勝手に想像してガクブルしてたんだけど、そこまでの悲壮感はなくて、ほんとに良かった…。おそらくテーマはそこじゃない。常に可能性に目を向け続け、諦めず、知恵を絞る。そこにある死から全力で逃げ続ける。

船長の音楽の趣味にケチつけたり、ビデオ日記で一人で喋ったり。宇宙飛行士試験に受かって訓練すれば、こういった状況への耐性があるのも頷けるけど、やっぱり「ワトニーだからかな」とも思う。決して平気なわけじゃないけど、元からタフで、意図的に鈍感になれる。

あと話には聞いていたけどダクトテープ超重要!!これ見たらもうダクトテープ信者にならざるを得ない。実際どうかは置いといて(笑)。宇宙行く時はダクトテープ忘れずに持っていこうね!

一から土を作り、水を作り、限りある資材で何とかする。そして収穫の喜び。これ…この感覚…なんか覚えがある…そう、DASH村…!!以前流れてきた「火星でDASH村」というツイにものすごく納得がいった。厳しい状況の中で、一つ一つ問題を解決するワトニーにわくわくする。

ルイス船長が、すっごい理知的な顔で、冷静で決断力があって、ほんとに船長に相応しい人だなあと思う。他のクルーの人達も…いい人ばかり。彼らの決断は、普通だったら躊躇ってしまう。けど宇宙飛行士だからこそ、仲間を大切に思う気持ちは他の職業の比ではないのだろう。

地球のみなさんの奮闘ぶりも見応えがあった。上の人は大変だよね。長官悪い人じゃないんだけど、ちょっとその言い草!!となる。ジェット作る研究所の人達、大学院生みたい。ほとんど研究室に住み込んでて、研究一筋みたいな。実際にNASAを支えているのはこういう人達なんだなあ。

火星の地平線を眺めながら、ワトニーが家族へ向ける言葉は、宇宙飛行士みんなが思っていることじゃないだろうか。普通に暮らしている人が持つことはない思いだなあ。

やっぱり最後はスリルあった~!もう手に汗握る!私はほんと宇宙空間が苦手なんだよ~。ホラーより怖いんだよ(泣)。
でも面白かった。勇気を出して観て良かった映画でした。
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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2017-11-24 : 映画 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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『ジョン・ウィック チャプター2』感想

『ジョン・ウィック チャプター2』感想。続編は少なくとも数か月後の話かと思い込んでいたら、前作のたった5日後からスタート。そういえば全ての発端のマスタングがまだ戻っていなかったわ。お帰りジョン!敵のマフィアからまた名言いただきました。

前作で独自のルールとシステムを持つ「殺し屋の世界」が観る人を驚かせただろう。今回それがより深く描かれていて、前作ファンが満足すること間違いなし。イタリアのホテルコンチネンタルは華やかだなあ。一見普通の人が「専門家」だったりするのが面白い。

今回登場したあれには圧倒された。妙にレトロな機械に手作業。働くおばさん達。最初ここが何なのかわからなかったよ。最新のPCが並んでるよりもよほどインパクトがある。こういう独特の殺し屋社会を見せられると、もうたまらないよね!

復讐を終えた後、もう仕事はしないと決めたジョンだけど、引退の為に交わした誓約のためにまた仕事をする羽目に。この引退時のエピソード「絶対不可能な仕事」をぜひ観てみたいんだけど、やってくれないかなあ。スピンオフとかドラマで。

この映画の魅力の一つである銃声。1人対複数が常なので、絶え間なくドスドス響く銃声がいい。映画館で観て良かった。使用する銃が小型からだんだん大型に変わると、それにつれて銃声も腹に響くようなすごい重厚な音に。明らかに音が変わっていくのがわかる!

ホテルコンチネンタルのフロントマンが再登場。やっぱりいい、この人。口調が丁寧で物腰が柔らかくて、ちょっと困った表情もして、でも何にも動じない態度が底知れなさを感じさせる。絶対強いんでしょ!有事の際には銃連射するんでしょ!

ジョンの前に立ち塞がる敵は、前回は数で攻めてきたけど、今回はジョンと張り合える有能なボディガードがいて、見応えがあった。カシアンかっこいい…。ただ雇われただけではない律義さと忠誠心を感じる。けどジョンと感情から対立するわけではないのが、プロらしくていい。

ルビー・ローズ演じるアレスが、半端なくクール!美青年みたいな外見はもちろん、一番の魅力は一言も発声せずに、ゆったりした手話で指示や会話するところ。手のしぐさから涼しげな声が聞こえてくる気がする。

アクションは相変わらず、実益追及というか、容赦なく無駄がない。手近な敵を柔道技で抑え込みながら他の敵を撃ち、それから抑えてる奴の頭に撃ち込む。あっという間に距離を詰めて払い腰で倒すけどやっぱり頭に撃ち込む。殴ってから至近距離で(略)。銃は近接武器です。

いや、もちろん遠距離撃つこともあるんだけど(笑)。私はこの銃を近距離武器扱いするアクションが好き。1人で複数に立ち向かうためにはすごく納得がいく戦闘法だし、ジョンの恐ろしさの一因だと思う。敵は距離空けて銃で狙ってくるけど、その1,2秒の間に詰められると対処できない。

前作で語られたジョンの伝説の一つが「鉛筆で3人」。一体どうやって…というのを見せてくれてありがとう!ジョンの強さに武器は関係ないというのがよく分かる。絶対殺すという意志一つあればいい。この意志が誰よりも強いから、敵から恐れられるんだろうな。

マフィアで印象に残ったのは、ジョンに無理に仕事をさせるイタリアンマフィア、サンティーノ…の姉、ジアナ。潔い…。弟と格が違う。雇われただけのカシアンが、忠誠を感じずにはいられなかったのも頷ける。

この作品の舞台が好きであればあるほど、最後の展開にショックを受けるだろう。ジョンは強い意志を持って突き進んでいるけど、未来を優先していない。大事なものは奥さんとの思い出だけ。ジョンが守るものはもう「過去」だけなんだと思い知らされた。圧倒的孤独感に打ちのめされる。

この映画観てると、殺し屋っていっぱいいるんだね…と思ってしまう(笑)。殺し屋は誰も殺し屋っぽい恰好していないし、すごく忍んでいるのだ。

ホテルコンチネンタルを舞台にしたドラマやスピンオフ、第3作目の制作が決まって、みんなジョン・ウィック好きなんだな!とニコニコしております。
2017-11-05 : 映画 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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