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『IT/イット ”それ”が見えたら、終わり。』感想

『IT/イット ”それ”が見えたら、終わり。』感想。原作未読。すごく楽しめた。アメリカ人に多い「ピエロ恐怖症」の9割はITが原因ではないだろうか。メイクや表情、動き、笑い方、すべてが邪悪!日本のホラーにない邪悪さフルスロットル!

日本の悪霊はもうちょっとチラ見せとかいつのまにか後ろにいるとか、奥ゆかしいんだけど、ITはもう「来たぜー!!!」って感じ。しかも登場の仕方がバリエーション豊か。対象の子供によって現れ方や使うモチーフが違う。この凝り様は職人。

ホラー要素以外に、ティーンエイジャーの夏休みというノスタルジックな設定がとてもいい。友情や甘酸っぱい恋だけでなく、親の保護下でしか生きられない抑圧と反発、無力感などがもどかしくて切ない。子供たちの純粋で繊細な心理が素晴らしかった。

子供達がそれぞれ個性豊かでかわいい。リッチーの減らず口とレンズ分厚いメガネのかわいさと言ったら!!絶対メガネ外したら目がちっちゃいんだよ、きっと。潔癖症のエディがあんな目やこんな目に遭うのがかわいそうだけどなんかいい。

主人公のビルは美少年すぎませんかね。美少年にしか許されない髪型と相まって、殊更そう見える。彼の、弟が行方不明になった悲しみや諦めきれない思いが、この作品をホラーだけでない深いドラマにしていると思う。

ベバリーが、すごく美人というわけじゃないんだけどキュート系で、髪型変わるとさらに可愛くてもうどうしよう。成長しきってない無邪気な可愛さ。体つきがまだほっそいの。顎がキュッとしてるのがいい。ビルとベバリーが並ぶと画面がキラキラするよ!

子供達の年齢が詳しくわからないんだけど、とにかくみんなハーフパンツ履いてる。足が眩しい!ベバリーもワンピースやサロペットでやっぱり眩しい。そしてどこへ行くにも自転車!いや~、子供時代だなあ。眩しさと郷愁を感じる。

話が進むにつれて、なるほどなあと思ったのは、ITは訳もなく降ってきた災難ではないということ。大人には何でもないことが子供の恐怖に繋がる。コンプレックスやトラウマ、なぜか気になるもの、嫌いなもの、自分の家なのに怖い場所。それは子供の心の中にある。

IT怖いんだけど、たまに突き抜けちゃって滑稽なとこもあるんだよね。怖いけどよく考えるとおかしい(笑)。
しかしとにかくあの手この手でワーッと来るので、私はもう身構えながら観てて、体に力が入ってすっごく疲れた…。

ITという恐怖に晒されて、ただ抵抗するのではなく、自分の中の恐怖に初めて向き合う子供達。普通のホラーと違い、青春と成長のストーリーを楽しめるのがすごく良かった。ホラーなのにジーンとする!なんかもう親心で観てしまう!

ホラー映画というジャンルで興行収入歴代一位を獲得したらしいけど、それも納得の楽しめる映画でした。続編…出るのかなあ。でも子役達の良さが大きかったから、それがなくなるとちょっと寂しいなあ。
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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2018-01-21 : 映画 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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まみや海峡

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