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『イットThe end』感想

『イットThe end』感想。前作では子供たちの瑞々しい演技が高評価だったけど、今作も回想シーンがふんだんにあるので、またあの子達に会える!そして大人のキャスティングは見事だった。赤の他人のはずなのに、絶妙に面影がある!大人側が前作の子供達の演技に寄せてるのがまた嬉しい。

個人的にジェシカ・チャスティンは元々知的な顔の女優で好きだったので、今回の出演はもうガッツポーズです。ちゃんとベバリーだよ!ベンは体格を大幅に変えたのに、笑った顔がちゃんと子供の時みたいに目が細くなって、うわ上手いなあと思った。演技もキャスティングも。エディの早口、そのまんまだ…。懐かしい。

今回もペニーワイズは大忙し。子供時代の回想と大人達の現在の両方に出演しなければならない。けど大人の方は他の怪異がちょこっと手伝ってくれたりする。これが意表を突かれたというか…怖かったよ…(泣)。なんか一つ異様なのがあってね…。別のホラー映画の主役張れるそうなほど不気味だった。

大人になった今も、一人ではペニーワイズに敵わない。他の仲間が駆けつけて手を貸してくれて、やっと立ち向かうことができる。仲間同士で助け合うのは子供も大人も変わらなかった。ホラー映画だけど、懐かしさと仲間がいる安心感が味わえる青春映画でもある。

それぞれが過去のトラウマや、解決していなかった問題に向き合うシーン。ビルのエピソードは切なかった。27年も経たなければ自分を許せなかったんだな…。ベバリーは、ただ単に憎めたらどんなに楽だっただろう。スタンの演説が一番感動した。この映画の核は「負け犬達の勇気」だった。

ここから#イットTheEND のネタバレ。叫びたいことがあるので。やや長文。




エディ死ななくてもよかったのではーーーーー!?!?
いいじゃない、みんなで一緒に帰ろうよ。死ななくていいじゃないか。ねえスティーブン・キング!
そもそもスタンが死ななくてもよかったのでは!?仲間全員揃ってデリーに戻ろうよ。
なんかもうキャラの心情的にではなくストーリー的に「死なせる必要が!?!?」って思った!
不満なんじゃなくて、ストーリー良かったんだけど、キャラが好きなだけにただキングの胸元掴んで揺さぶりたいだけ!
私もそんなにハッピーエンドじゃなきゃ嫌だとか駄々こねてるわけでは…いや、駄々こねてるわ。ホラー好きなので別にバッドエンドにも慣れてるしハピエン望むほうが少ないけど、『IT』だけは前編の子供たちの青春を観ているだけに、駄々捏ねたくなった。だから作品としては成功してると思う。

ただ、かなり昔テレビでスティーブン・キングの作品(確か映画じゃなくて2時間ドラマ?)をたまたま観たことがあって、すごく面白かったんだけど、やっぱり人が死ぬんだよね…。いい人が死んで、嫌な奴は死なない。
本編中にビルの小説が「面白いけど結末が」と言われているのは、キング自身が散々言われてきたことなんだろうか。

総括。キャラクターやグループへの思い入れを強くさせて、終盤で「全員助かるとは言ってない」ってなるスティーブン・キングに視聴者は屈するしかなかったのだ。いや、映画は面白かった。すごく楽しめた。ただどこかで「もっとハピエンでもいいじゃない!キィーーッ!」となった時点でキングに敗北…いや、ここらへんでやめよう。これずっと終わらないわ。
これは映画の不満じゃなくて、好きな故に「キィーーッ!」って叫んでるだけの文章です(笑)。

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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2019-12-19 : 映画 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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まみや海峡

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